大きく3つの違いがあります。この3つの要素を満足しているフィルタを除塩(塩害)フィルタとして区分しています。
(1)大凡1μm前後の微粒子を高い効率で捕集できること
(2)潮解性に対して考慮されていること
(3)耐食性の高い部材を使用していること

(1)大凡1μm前後の微粒子を高い効率で捕集できること

海塩粒子は波しぶきや海面に生じる気泡の破裂によって発生するといわれています。
このうち気泡の破裂により発生した粒子の多くは小さく軽いため、大気中に浮遊しやすいので、室内塩害の主な原因となります。

(2)潮解性に対して考慮されていること

フィルタに捕集された海塩粒子が潮解によってろ材表面を湿らせて、この水滴がフィルタの上流側から下流側へ染込んでいき、下流側から再飛散する可能性があります。
その現象を防ぐために、フィルタのろ材に撥水性をもたせることによって、上流側の水分が下流側に染み出さないようにする必要があります。

不織布ろ材は高い撥水性能を持っているので除塩(塩害)フィルタには最適です。

(3)耐食性の高い部材を使用していること

耐食性の高いガルバリウム鋼板製や木枠のフィルタ枠材などの使用が推奨されます。

除塩(塩害)フィルタで除去できない小さな海塩粒子の除去

海塩粒子の粒子径別の分布は一般的に5μm付近をピークとしておりますが、1μm以下の小さな粒子でも存在しています。1μm以下の小さな粒子は比色法で性能を表す、除塩(塩害)中高性能フィルタで除去することはできません。そういった場合には塩害(除塩)用のHEPAフィルタの導入を推奨いたします。