はじめに
美術館や博物館において、歴史的に価値の高い展示物や保管物を一般的な空気条件下で展示、保管をすると変色や腐食、変質などの危険にさらされてしまいます。
適切な空気環境下で保管、展示することにより、その危険を回避することができます。

最適なガス除去方法
 ガス濃度をコントロールするには、化学反応、物理吸着反応をさせるガス除去フィルタを導入されることが一般的ですが、これらのフィルタシステムは空気中の水分により、大きく影響を受けてしまいますので、ガス除去効果は大きく変化します。

四季によって空気条件が変化する国内においては、できる限り温度と湿度がコントロールされた空気が循環する回路途中に、ガス除去フィルタを導入してガス濃度をコントロールする手法が推奨されます。

これらの温度、湿度及び最適な空気環境状態を的確に把握し、コントロールするお手伝いをいたします。

一般的に知られているガス成分が文化財に与える影響

ケミカル汚染(ガス汚染)について対策を施されていないお客様
外気由来によるガス成分や展示室、保管室内で発生する可能性の高いガス成分により、展示物や保管物が悪影響を受けるガス成分をコントロールするシステムをご提案いたします。
その手順としましては、お客様が展示、保管されている美術品に対して影響を与える可能性の高いガス成分を抽出し、必要に応じて対象となる部屋の空気質(ph)を観測します。その結果に基づいて、汚染源となる可能性のあるガスを選択し、そのガス成分をコントロールするのに最適なシステムをご提案いたします。

ケミカル汚染(ガス汚染)について対策を施されているお客様
既にガス成分をコントロールするシステムを導入されているお客様に対しては、必要に応じて対象となる部屋の空気質(ph)を観測し、現在運用されいてるガス成分をコントロールするシステムを運用する上で必要なメンテナンスサイクルとランニングコストの最適化に必要な対策をご提案いたします。

 

ケミカルフィルタの交換サイクルの決定
ガス除去フィルタは見た目の変化や圧力損失ではフィルタの交換サイクルは判別できません。ご使用中のガス除去フィルタを少量サンプリングさせていただき、試験室においてその残存容量を分析させていただき、その交換時期の目安をご報告させていただきます。